トップ Tsugiブログ GameSynth 2023.1リリース!
GameSynth 2023.1リリース!
2023/06/06

GameSynth 2023.1リリース!

GameSynth 2023.1がリリースされました! 今回のアップデートでは、先月からスタートしたDiscordサーバーを含む、GameSynthユーザーズコミュニティでのご意見・ご要望を多く反映し、多くの新機能と改良が加えられています。アップデートは無料です。さっそく主な新機能を見ていきましょう。

動画再生ウィンドウ

手持ちの動画を音作りとシンクロ再生できる、動画再生ウィンドウが登場! 動画再生が全モデルで可能になりました。

サウンドプレビュー開始、あるいはスケッチパッドに線を描き始めた瞬間、動画が再生されます。開始位置を決めるシークバーやループ再生ボタンもあり、音作りの邪魔にならないよう半透明表示することも可能です。

映像にぴったり合う効果音をデザインしたい時、便利に活用できるでしょう。

GameSynth API

TCPでGameSynthをリモート操作できるAPI(専用ページはこちら)が実装されました。

GameSynthの「パッチのロード」「保存」「書き出し」「リポジトリからのパッチ取得」「オートメーションカーブの追加または更新」「パッチ再生」「リアルタイムでのメタパラメータ値の調整」といった操作が、外部から行えます。利用例として、

  • Unity内でGameSynthリポジトリを閲覧し、気に入った効果音バリエーションを複数書き出してオーディオクリップとして保存
  • Reaper内からGameSynthサウンドをクリップとしてインポート、オートメーションアイテム(カーブ)のGameSynthとの相互なやりとり
  • Pure DataからGameSynthパッチのリアルタイム再生・制御

など、アイデア次第でこれまでにないワークフローを生み出せます!

Soundlyへのエクスポート

近年人気のサウンド管理ツールであるSoundlyへ、効果音バリエーションを転送できるエクスポーターが追加されました。

これまでのエクスポーター同様、バリエーション数などを設定できるほか、Soundly内の保存先ライブラリやフォルダも選択できます。 また、(GameSynthパッチと結びついている)UCSデータ等のメタデータも転送でき、これらはSoundly内で自動的に認識されます。

UCS8.2をサポート

UCS(Universal Category System)は多くのプロ向けサウンドツールで導入されている、効果音カテゴリ・サブカテゴリの分類リストです。GameSynthは、このたび当面の最新バージョンであるUCS8.2に対応しました。

GameSynthで作ったパッチの管理方法として、パッチにUCSカテゴリとサブカテゴリを割り当てておくと便利です。GameSynthからサウンド書き出しを行う際、これらの情報をファイル名に自動追加するオプションもあり、他のオーディオツールからも読み取れて便利です。

他にも多数アップデート

他にも、たとえばModularモデルでより高速に設計できる操作性の向上や、書き出し時の新たなオプションの追加、Bankウィンドウの改善など、サウンドメイキングに便利な機能の改善が多くなされています。詳しくは日本語リリースノートをご覧ください。

GameSynthについて、この新バージョンへのご意見、および今後のアップデートへの機能のご要望やアイデアなどがございましたら、ぜひお聞かせ下さい。開発チームと直接コミュニケーションできるDiscordサーバーも便利です。




Copyright © Tsugi GK. All rights reserved.