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2020/06/03

35種類の新モジュール+αが登場!GameSynth 2020.1リリース

GameSynth新バージョン2020.1では、ビジュアルパッチモデルで使える新モジュールが大量追加されました。 銃火器、ロボット、生き物、物理音といったジェネレーターほか、モジュール内のどこのシグナルもリアルタイムで閲覧できる機能や、ツール内でモジュールの解説を読める機能が追加されました。
新機能をまとめて見ていきましょう!

銃火器作成キット

新登場の銃系モジュール3種類GUNSHOT(銃声)GUN FOLEY(銃の操作音)BULLET CASING(薬莢) が追加されました!戦場のリアルな銃音から、あるいは設計次第でSFゲームの銃のような音まで創り出せます。

GUNSHOT(銃声)
軍事音響論文を元に設計されており、リアルな銃音を発音します。色々な銃火器音のベースとして使えます。爆薬の量、爆風の半径、距離などを調整できます。
GUN FOLEY(銃の操作音 )
マガジンの挿入、取り外し、リロード、ポンプなど。「ガチャッ」「ジャキッ」といった金属音は、銃目的だけでなくメカ音の作成などにも利用できるでしょう。
BULLET CASING(薬莢)
「チャリンチャリン…」という薬莢の落ちる音。素材や、跳ね返りの数といったパラメーターを調整できます。

メカ・工業系部品キット

ロボット、工業機械、スチームといったメカニカルモジュール、MACHINE(マシン)GEAR(歯車)CLANG(金属板)STEAM(蒸気)が新登場!音のイメージは、以下のようなものと言えるでしょう。

MACHINE(マシン):ウィーン ビイイイン音
GEAR(歯車): ガタガタ… チチチ… ジジジ…音
CLANG(金属板): ゴトン ガタタタ…
STEAM(蒸気): プシューッ

物理音モジュール

物理動作に関するモジュール3種、IMPACT(木や金属のぶつかる音)FRACTURE(木・金属・紐などのきしむ、すれる音)FLAG(旗)が登場しました。音のイメージは、以下のようなものです。
IMPACT(木や金属のぶつかる音):ガン コン
FRACTURE(木・金属・紐などのきしむ、すれる音):ギギギ… ブチブチ…
FLAG(旗):バタバタ スルスル 大きな布

モンスター・動物キット

モンスター声に特化したANIMALモジュール、動物の足(2本から10本まで)による歩行音をシミュレーションできる GAITモジュールが登場しました。従来も動物声モジュールは用意されていましたが、新登場のANIMALモジュールは、鳥、オオカミ、トロールほか、いろいろなモンスターの声をリアルに、手軽に、幅広くデザインできます!
実在の野生動物から、ファンタジーの恐ろしいクリーチャーまで、設計次第でさまざまな音を創り出せるでしょう。

新登場オシレーター

シンセティックな効果音を作れる新ジェネレーターBEAM(ビーム)NOISE BANDS(ノイズバンド)MEGA SAW(メガソー)WAVETABLE(ウェーブテーブル)が追加されました。
BEAM(ビーム):2つののこぎり波を合わせ、得られたパルス状の信号が正弦波の周波数を変調させたものを発音
NOISE BANDS(ノイズバンド):複数のノイズバンドを混合し発音
MEGA SAW(メガソー):周波数の異なるデチューンした複数ののこぎり波を発音(一部の音楽シンセサイザーに備わっているものに似ており、パッド作成に便利)
WAVETABLE(ウェーブテーブル):読み取り位置と読み取り速度を制御しながら、サンプルデータを再生(凝ったオシレーターやスクラッチに便利)

新登場フィルター、エフェクト

以下のエフェクトが追加されました。
SPECTRAL DELAY(スペクトル遅延モジュール):入力信号の各周波数帯域に独立に遅延効果を適用。帯域ごとに、レベル、遅延長、フィードバックを調整できます。
ほか、DOPPLER(ドップラー効果)LIMITER(リミッター)TRANSIENTS(トランジェント)NOISE GATE(ノイズゲート)

以下のフィルターが追加されました。
ALLPASS FILTER(オールパスフィルター)EQ FILTER(EQフィルター)COMB FILTER(コムフィルター)LMS FILTER(LMSフィルター)

数学系モジュール

数学処理モジュールが追加されました。高度なサウンドデザインや、バリエーションを作成する際に役立ちます。
ARITHMETRIC(加減乗除):2つの入力シグナルに対し、加減乗除を実行して出力
CONSTANT(定数):定数を出力
MAPPER(マッパー):入力カーブを指定した数学曲線へとリマップする
LERP(補間):2つの入力シグナルに対し、補間を行う
DERIVATIVES(微分):カーブの速度、加速度を得る

既存のモジュールも機能追加

ほか、PATTERN(パターン作成)TEMPO(BPM分析)といったモジュールが追加されたほか、下記のような既存のモジュールの機能拡張も行われています。
Granular Player:サンプルの選び方、フェードオプションを追加
Creature:Vocalizationパラメーターを追加
Curve:エントロピー分析を追加
Sequencer:イベントリストのセーブロードを可能

シグナルを閲覧できるリアルタイムビジュアライザー

ビジュアルパッチでの効果音の再生中、ワイヤーの上にカーソルを合わせることで、波形やシグナルをリアルタイムで確認できる機能が追加されました。
大規模な設計を行う際、デバッグに非常に便利です。

ツール内ドキュメント

「どんなモジュールが備わってるの?」「このモジュールはどんな機能なの?」学習の手助けとなる、ツール内マニュアルが搭載されました!
①コンテキストメニューから?アイコンを押すと、そのモジュール解説が表示されます(現バージョンでは英語のみ)。ウィンドウ内の赤青緑テキストは、モジュールに備わっている穴のタイプを示しています。 ②モジュールを右クリック→「Read about module」でも、モジュール解説が表示されます。 ③キャンバスを右クリック→「Open Modular Documentation」で、pdfマニュアルが開きます。 もちろん、これまでに追加されてきた他のサウンドモデルも健在!全機能は公式ページよりチェックできます。
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