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2020/08/04

効果音作成ツール「DSP Motion」リリースしました!

効果音作成ツールDSPシリーズの第5弾・DSP Motion がリリースされました!

マウスやペンタブで線を描くことで、映像の「動き」にマッチした効果音を手軽に作り出せる、ユニークな効果音作成ツール。モーションデザイナー、アニメーター、サウンドデザイナー、ゲーム開発者など、あらゆる分野のクリエイターにお勧めの制作ツールです。

線を描いて、欲しい音を生み出そう!

カテゴリ(拡大・回転・変形など、動きの種類を選択)」と「サウンド(炎・電気・メカなど、音の種類を選択)」 を選ぶ使い方は、従来のDSPシリーズと同じ。さらにDSP Motionでは、ユーザー自身が中央のスケッチパッドで線を描くことで、リアルタイムに音をコントロールすることができます。

下の動画を見ていただくと、マウスポインタのXY座標、そして線のスピードが、リアルタイムに音の鳴りへと反映されているのがわかります(スピードをつけて描くと、線自体も太くなります)。

また、下の動画を見ていただくと、スケッチパッド背景もモーションカテゴリとサウンドスタイルの組み合わせによって異なるグラデーションとなっているのがわかります。

これらの異なる背景グラデーションは、それぞれ「音を操るルール」を示しています。 たとえば上の動画では、「"移動-風モデル"では、中央のボーダーを横切るときに風が通過する」 「"出現-木モデル"では、グラデーションの色が明るいほど衝突音が早くなる」「"結合-動物モデル"では、四隅をウロウロすると動物の鳴き声が変わる」といったルールになっているのが見てとれるでしょう。

また下の動画の通り、線を描いた後でも、「移動」「反転」「拡大縮小」「回転」といった線の微調整が行えます。さらに、正確に線を引くのが難しい場合などは、予め計算されて作られたプリセットの中から、気に入ったものを選んで使うこともできます。

修正にも柔軟に対応できる!

また、線のスピード(つまり音の長さ)を再調整できる、便利な「音の長さ」パラメーターも搭載しています。

例えばロゴアニメーションの制作途中で、映像側でアニメーションスピードが変わってしまった場合も、 DSPMotionに備わっている「音の長さ」パラメーターを変えるだけで、効果音をすぐに絵のタイミングに合った音へと修正できます。

一般的なサウンドメイキングと比較してみても、音の再録音・再編集といった時間のかかる作業が必要でなくなり、またタイムストレッチ加工による音の劣化なども生じません。こういった修正に強いという点は、プロシージャルサウンドツールであるDSP Motionのメリットともいえるでしょう。

自分の作品に最適化された音を作ろう

DSP Motionは、Tsugi独自のプロシージャルサウンドエンジンを搭載しており、パワフルに「動き」の効果音を生み出します。

「ユーザーそれぞれが、自分のプロジェクトのために最適化された音を手軽に生み出せること」

そのために、音の合成パラメーター、操作感など、あらゆる要素が各サウンドモデルごとに個別に最適化されています。

また、従来のTsugiのプロシージャルサウンドツールの特徴である、効果音バリエーション(似ているがそれぞれ違う音)の量産機能も健在。以下の動画のように、パラメーターにランダム幅を設けることで、多数の効果音バリエーションを一気に作成し、書き出しできます。

ゲームやアニメーション制作において、「同じ音を繰り返し鳴らす」だけの手法から、より多彩なサウンド表現へステップアップできるでしょう。

また他のTsugi効果音作成ツールと同様、作った音を.wav形式で書き出すことができるため、あらゆる制作ツールで効果音をご利用になれます。

さらにUnity製ゲームへの効果音エクスポートも可能です(「効果音バリエーションファイル」「メタファイル」「それらを再生管理するC#スクリプト」を送り出す機能が備わっています)。

線の描き方とパラメーター次第で無数の音を生み出せる、DSP Moionの自由度の高いサウンドメイキング。ぜひご自身のクリエイティブシーンにお役立てください!

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