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GameSynth version2021.1リリース
2021/08/04

DSP Actionリリース!

効果音作成ツールDSPシリーズの第6弾・DSP Actionがリリースされました!

本ツールは、サウンドデザイナー、アニメーター、動画クリエイター、ゲーム開発者などのために開発されたアクション系効果音作成ツールで、先に発売された兄弟的な位置付けであるDSP Motionが、テクスチャと音の進化に焦点を当てているのに対し、このDSP Actionは、より「ダイナミックでアグレッシブな」効果音の作成に特化しています。

破壊音(衝撃、衝突、破片など)から戦闘(パンチ、銃撃、爆発など)、メカニズム(巨大ロボット、ギア、エンジンなど)、パワーシンセ(スクリーチ音、ライザー、重低音など)まで、ハリウッド風映画やアクションゲーム、迫力あるアニメーション映像などの演出に使える「アクション」系サウンドモデルがほぼ揃っており、ワンクリックで簡単に音作りをして頂けます。



DSPAction_youtube

線を描いて、欲しい音を生み出そう!

「①アクションを選択(ブレイク・ヒット・ムーブなど6種類)」「②サウンドジェネレーターを選択(金属・シンセ・木・エンジンなど)」「③マウスやペンタブで線を描く」という3ステップで、必要な効果音をリアルタイムで作成できます。

また線を描くスピードも音作りに影響し、素早く描くほど太い線として表示されます。





さらにDSP Actionでは、新機能として、図形・線・モザイクなどがスケッチパッド上に表示される「グラフィックトリガー」が、多くのサウンドジェネレーターにおいて用意されています。





これらグラフィックトリガーは、ユーザー自身で配置や大きさを変えられます。線のストロークがこれらのトリガー上を通過する際、新たな音の発音や、現在の音の変調が行われる仕組みです。

また、描いた曲線を移動、反転、回転、拡大または縮小させることもできます。プリセット画面には、手描き等では難しいような数学的曲線も用意されているので便利です。




作品に合った音を手に入れよう!

下の動画のように、「音の長さ」スライダーを調節すれば、ストロークを描いた後で音の長さを簡単に変更し、アクションシーケンスの長さにぴったり合わせることができます。この際、プロシージャル的に音が再合成されるため、タイムストレッチなど、従来の効果音素材の加工時に起こるような音の劣化が発生しません。また、新たに音を録り直すといった手間もかかりません。

これは、制作中にシーケンスの長さが変更された場合などに大変便利です。





搭載されているジェネレーターは全てプロシージャルモデルであり、どれも固有のコントロールや複数のサウンド合成パラメーターを備えているため、ユーザー自身で自在に音をカスタマイズできます。これらのパラメーターとスケッチパッドでのストロークの動きを組み合わせることで、サウンドを無限にデザインできます。





DSP Actionのプロシージャルサウンドエンジンのもう1つの利点に、サウンドのバリエーションを手軽に量産できることです。各パラメーターにランダム幅を設ければ、再生のたびにその範囲内でパラメーターが決まるため、「似ているが違って聞こえる」音を量産できます。ゲームやアニメーション作品で、単に1つの音を繰り返すのではなく、よりリッチな効果音演出が実現するでしょう。





DSP Actionで作られた効果音は、商用を含め、ゲームや映像作品などあらゆるプロジェクトで自由に使用できます。DSP Actionは、作った音をwav形式で書き出せるため、あらゆる制作ツールで活用できます。
また、Unityゲームプロジェクトへ効果音アセットをエクスポート(メタデータも生成します)できるほか、バリエーションの再生管理を行うC#スクリプトも作成できます。




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