DSP Motion＆Actionでスクラッププレス機に音をあてよう

DSP MotionとDSP Actionを併用することで、様々なアニメーションの動きやアクションシーンに音をあてられます。今回は以下の動画のような、プレス機で缶をつぶす3Dアニメーションの音を演出してみましょう。

スクラッププレス機

力強いスクラッププレス機には、以下の２レイヤーをミックスしています。

• DSP Motion 拡大縮小_金属：金属摩擦を表現。上下に線を描くだけで、音に動きのめりはりをつけられます。
• DSP Action スタート／ストップ_装置：モーターの動き。こちらも上下の動きで回転の速さを制御できます。

ヒント:描いた後の線は、Ctrl + ドラッグでキャンバス上を移動できます。音の細かい調整をしたい際に使うと便利です。

潰れるドラム缶

メリメリと潰れていくドラム缶は、以下の４レイヤーを使用しています。

• DSP Motion 結合_金属：ドラム缶がプレス機にぶつかる「ガツン」音。金属コンポーネントを消すと、ドラム缶がぶつかるような鈍い音になります。
• DSP Action ブレイク_クラッシュ：ガチャガチャ音。様々なコンポーネントがありますが、プレート音だけを使うと、鉄板が鳴るような音になるでしょう。
• DSP Action トランスフォーム_金属：金属のミシミシメリメリ音。高音の摩擦コンポ―ネントは０にしてあります。
• DSP Motion 回転_ゴム：ギューッとしぼるような音。本来はゴム音のモデルですが、ドラム缶の中身が圧搾されている雰囲気を出せます。ボリュームの幅、音の揺れは０にしてあります。

液体

漏れ出すオイルの音は、以下の３レイヤーを使用しています。

• DSP Motion 移動_有機：オイルのゴポゴポ音。音の揺れはミュートしています。
• DSP Motion 出現_有機：オイルのビチャビチャ音。タイプは飛沫を使用。
• DSP Motion 回転_水：水音。コンポーネントを調整すると、水流の規模感を変えられます。

新たに加わった動画再生機能も含め、DSP MotionとActionは、コストパフォーマンスのいい＆映像シーンにぴったりの音をあてられるツールに進化してきました。これまで多くの効果音作例をブログで取り上げてきたので、ぜひそちらもご覧ください。（DSP Motionブログはこちら。DSP Actionはこちら。）