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SF基地の効果音演出
DSP Sci-Fiを使うと、SF系ゲーム、アニメーション、映画などの効果音を手軽に作成できます。これまでも巨大メカ、宇宙戦闘、奇妙な生き物など、多くの投稿や動画を公開してきました。
さらにDSP Sci-Fiは、宇宙ステーションや月面基地内を思わせる、各種デバイス(設備)やUI(インターフェース)系のサウンドモデルも多く備えています。
今回は、それらの音に注目し、Unityで作ったSF系基地の探索マップに、DSP Sci-Fiで様々な効果音をあてていきましょう。
ツールに搭載されている環境音、メカ・ロボット、インターフェースカテゴリは、武器などに比べると控え目な音のモデルのため、あまり知られていませんが、 宇宙船内の格納庫、居住区、機関室、コントロールルームなど、様々な雰囲気のリアルな環境音をすぐに作成できます。
DSP Sci-Fiは、プロシージャルサウンドエンジン技術により、直感的なパラメーター操作で、ニーズに合うサウンドを手軽に生成できます。
環境音など長い尺が必要な音も、ループさせることなく必要な長さで生成できるのも、プロシージャル生成の利点です (必要な長さで音を作り出せる機能は、後述する宇宙船のエンジン音作りにも便利です)。
また基地内には様々な機械や装置が設置されており、修理ドロイド、回復タンク、テレポーター、ビーム、ガスの排気や換気口など、DSP Sci-Fiのメカ・ロボットカテゴリには、それぞれ専用の音作りができる効果音ジェネレーターがあります。
基地上部にあるアンテナは、インターフェースカテゴリを試す絶好の機会です。
電波妨害、計測、ズーム/スワイプなどの各種UIモデルで音を作り、それらをAudacity などの無料エディタで重ねることで、より凝った音作りができます。下の動画を見てみましょう。
もちろん、設備を壊して侵入してくる昆虫エイリアン、格納庫内の宇宙船、砲塔など、典型的なSFオブジェクトの音作りも可能です。
前述のアンテナと同様に、宇宙船のエンジン音は複数のパッチを重ねることでデザインしています。
- 戦闘機パッチの(一定モードの)エンジン音を、コックピットと時空ワープの出力上昇セクションとミックスして、エンジンの始動シーケンスを作成しました。
- また、戦闘機、ロケット、時空ワープのパッチを組み合わせてエンジンの推進音を作りました。
多数のカテゴリと、完全にカスタマイズ可能なサウンドモデルを搭載したDSP Sci-Fiなら、効果音ライブラリに頼るよりも素早く安価に、SF系作品の音演出を行えます。