トップ Tsugiブログ 新モデル・モジュール・機能が登場!GameSynth ver.2019.2がリリースされました。
2019/08/29

新モデル・モジュール・機能が登場!
GameSynth ver.2019.2がリリースされました。


効果音作成ツールGameSynthの最新バージョン2019.2がリリースされました。その新機能を動画で見ていきましょう!

新モデル「WEATHER(天候)」登場

天候にまつわる音をシミュレーションできる新モデル、「WEATHER」が登場しました。

  • 雨、雹(コンクリート、木、ガラス、傘、プラスチック、水など、地面の材質も設定できます)
  • (そよかぜから竜巻まで作成可能)
  • (ゴロゴロ音から鋭い雷鳴まで作成可能)
  • 葉や草のそよぎ音(風のスピードに応じたコントロール)

音はすべて効果音サンプルを使わず、プロシージャル手法で生成されていきます。あらゆるパラメーターがフルコントロール可能で、ハイクオリティな天候音を生成できます。

またランタイムにおいても、ごく僅かなメモリフットプリントの消費でサウンド演出を実現できます。


アニメーションカーブのインポートが可能に

さらに大きな進化として、メジャーな3DツールHoudini、Maya、3DS Max、Motion Builder)、2DツールSpriteStudio、Spine)で扱うアニメーションデータのカーブモーションキャプチャデータ(BVH)を、GameSynthに取り込めるようになりました。

取り込んだカーブを「オートメーションカーブ」として用いることで、絵のモーションとシンクロした効果音を作り出すことができます。

効果音はモーションカーブ(つまり絵の動き)に連動してGameSynthによって自動的に生成されるため、従来のようなアニメーションの修正に伴う音の修正作業を、大幅に削減できるのも魅力のひとつです。「アニメーション側で尺とタイミングが変わったから、音もまた録音し直して編集しないと…」という手間を回避でき、制作時間と費用の削減にもつながります。下の動画で解説しています。



下図動画のように、ペンタブレットの筆圧で音を変調させるサウンドメイキングも合わせて、アニメーター・映像クリエイターの方もより活用して頂けるツールとなりました。

新サウンドモジュール、新機能搭載

「炎」ジェネレーター: 焚き木、爆発、松明、ファイアボール、ドラゴンの炎など、あらゆるリアルな炎系サウンドを創りだせます。
「スクリプト」モジュール: C#でオリジナルのサウンドジェネレーターを作成できます。
「雨」「雹」「雷」「風」「草木」: 新登場のWEATHERモデルと同じジェネレーターを、サウンドモジュールとして扱えます。
「ループ」「リピーター」「整流器」「分割」といったモジュールも追加されました。(使い方はマニュアルpdfで解説されています)

またモジュール設計において、ケーブルが自動的に接続されていく「オートコネクト機能」も追加されました。
これは、モジュールの種類、モジュール同士の距離、ユーザーの履歴を見ながら、最適なピン同士、ケーブルの連結・切断が自動で行われていく機能で、よりモジュールの組み立てがサクサク行えるようになりました。
ほか、欲しいモジュールを素早く取り出せる「クイックアクセス」ショートカットや、キャンバス上に付箋メモを残せる機能など、お役立ち機能も追加されました。

オンラインパッチリポジトリへのアクセスが可能に

さらに、従来独立したwebサービスであった「オンラインパッチリポジトリ」に、GameSynthツール内からアクセスできるようになりました!

これにより、GameSynthツール内からオンライン上にある膨大な効果音パッチを検索し、ワンクリックで欲しいパッチをロードすることができます!

ゲーム・アニメ・映像のサウンドメイキングにおいて、あらゆる効果音を利用できるほか、膨大なアイディアとインスピレーションを得られるでしょう。

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多くの新機能を備えたGameSynth ver.2019.2。もちろんこれまでのGameSynthユーザーの方は、無料でアップデートいただけます。

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